母とさようなら

脳動脈瘤が破裂して

高血圧ということで血圧を下げる薬を飲んでいた母。加齢による血圧上昇と他にも原因があったのかもしれないがとにかく血圧が高いのは良くないってことで医者から処方されていた高血圧の薬を飲んでいた。姉も脳動脈瘤破裂で若いうちに亡くなっているが母からの遺伝的なものだったのだろう、同じことが母にも起こる。

緊急手術

開頭手術をしてもらい助かる。奇跡的になんの後遺症もなかった。それはよいとしてその際に肝炎であると告げられる。助かってよかった。それはそうだと思う。それからのつらい生活を考えると本当によかったのかよくわからなくなる。

肝炎の治療 何も効かず

母は酒も飲まないし、太りすぎてるわけでもない。難病タイプの肝炎を発症した。一応ステロイドが有効ということでステロイドを使った治療を行ったが副作用ばかりで何も好転せず。医者がかかりたくない最後がつらい病気で高ランクに位置するだけあって相当に辛そう。とにかくすぐ疲れる。ベッドから起き上がってトイレに行くだけでも息があがる。

入院 最後を迎える

本人が病院は嫌だというのでできる限り家で過ごすことに。いつもなら少し目を覚ましてなにか飲むなり食べるなりするのだけど寝たまま。動かない。おかしいので声をかけてみるが反応しない。救急車を呼ぶ。そこからは家へ戻れることはなかった。処置をしてもらって一応話ができる状態にはなる。肝炎の症状の中で妄想が起きるのだけれど調子の良い日は少し普通に話ができる。当然だけど時折おかしな返答はある。とても聡明だったと私的には思うのでとてもつらい。入院中にあまりに辛かったのか、自殺しようとした感じ。しようと思ったができなかった。いざとなると怖くてできなかったと。

治らない病気

ALSの患者を殺したってことで罪に問われてる医者もいるけど・・・・治らない病気で本人が死にたいと思っているのを他者が生きていてほしいからで見殺しにするのとどっちがいいか。どこかで別れが来るのだし正常な判断ができる間にちゃんとお別れ済ませてってのも選択肢としてはほしい。苦しむのを見続けさられ何もできないのは本当に辛い。尊厳死は悪いことじゃないと思う。

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